死ぬわけにはいかない

 

 

 今日は2回目の更新。8時に起きて、二度寝して、10時に起きた。現実から逃げるように眠ったが、起きても気分は暗かった。

 ひとつ前の記事にも書いたが、無職である現状を叱られたことについて、ひどく落ち込んでいる。無職であることがつらいというよりも、助けてほしい人に叱られたことがつらい。

 

 

 

 今日もモーニングを食べに行く。喫茶店のモーニングを食べるたびに思うが、これで人は本当に満腹になるのだろうか。わたしには全然足りない。

 ここのモーニングセットはドリンクの値段が据え置きのままサービスでついてくるので、オトクだなみたいな気持ちで食べているけれど、正直なところもう500円払うからもっと食わせてくれと思う。わがまますぎるかな。

 

 久しぶりにバカデカいマシュマロを返す。昨日はあまりにも億劫で返す気にならなかった。今日もあまり乗り気ではなかったが、溜まっていくと返すのがさらに億劫になるし、勇気をだして相談してくれたり、やさしい気持ちを送ってくれたりした人たちを無視するのは心が痛いので、なんとかバカデカいマシュマロを返し終えた。

 

 

 

 洗濯をして、軽い掃除をした。そして、やることがなくなった。だらだらとTwitterを見る。怒っている人ばかりで気が滅入った。

 

 なぜだかわたしのタイムライン(と、おすすめ欄)はトランス問題が盛んに取り上げられている。これはわたしのタイムラインの構築の失敗による偏りなのか、今のTwitterが全体的にこうなのかはわからない。トランスの差別に反対する人と、トランスの受け入れは女性差別に繋がるという人と、その他の人が、わかりやすく強い言葉で、それぞれのお気持ちをぶちまけている。

 今のわたしにはとてもつらいタイムラインだった。現実がつらくて、ベッドの上でほとんどしかばねになりながらTwitterを見るぐらいしかできないのに、Twitterまでもがつらい感じになっていて、いよいよ逃げ場がない。インターネットは救いではなかった。

 

 わたしがアンチフェミニズムに走ったときに似ている、と思った。その後、それが間違いだったとわかって反省したこともあって、いまさらトランス差別をする側の人間になるつもりはないが、これだけ怒っている人がたくさん目に入ると、正直ちょっと嫌になってしまう。ノンポリだと非難されるのは承知の上で、よそでやってほしいと思ってしまう。

 

 まあでも、他人は変えられない。わたしがTwitterを見ないようにするしかない。しばらくはTwitterはあまり見ないようにしよう。

 

 

 

 眠くはなかったけれど、やることもないので、1時間ほど寝たり起きたりを繰り返した。

 大好きな友達からLINEが来て、「つらいならいつでもうちにおいで」と言ってくれたが、わたしはその後に予定があるので、今日は行かないことにした。

 この友達には本当にお世話になっている。こんなにもいつでも味方でいてくれる友達は、この子の他にはもうできないだろうと思う。この子との出会いもインターネットだった。わたしはインターネットに生かされている。

 

 夜の予定は、5年ほど付き合いのある、キャバクラ時代からのお客さんとの焼肉デート。後述するが、わたしはこの人のおかげで命を繋ぎ止めてきた。この人と出会うために水商売をはじめたのかもしれない、と思えるほどだ。

 

 

 焼肉デートまで時間があるので、今日もシェアサイクルで海に行こうと思い立った。先日は、方向感覚にまかせて適当に行ったので気づかなかったのだけれど、どうやら大阪にも海の見えるスポットはあるらしい。Googleマップには「中央突起」と書かれている。変な名前だ。先日わたしが行ったところのもう少し北にあるそうだ。今から出れば、ちょうど夕焼けが見えるだろう。

 千日前通をひたすら西に行く。昨日が雨だったこともあってか、涼しくてサイクリングにはもってこいの気候だ。

 

 しばらく行くと、お客さんから「早いけど、大阪に着きました」というLINEが来た。約束より2時間も早くて驚いた。

 海を見に行くのでいっしょにどうか、と聞くと、荷物が多いので、とやんわり断られた。1人ででも行こうかと思ったけれど、2時間も放置するのも忍びないので、今日は夕焼けサイクリングを諦めた。わたしには暇があるからいつだって行ける。べつに今日じゃなくてもいい。

 

 

 お客さんとの待ち合わせ場所に行くまでの間に、あまりにも素敵すぎる喫茶点を見つけたので、思わず入ってしまった。そもそも焼肉の前に喫茶店に行くことになっていたので、ここで現地集合ということになった。

 

 綺麗なおばあさんがやっている喫茶店で、アイスカフェオレにはホイップクリームがのっていた。ホイップクリームをのせてくれるタイプのアイスカフェオレに出会うと、ちょっとうれしくなる。

 チョコバナナパフェがメニューに書かれていて、最近のわたしはパフェを食べたかったのでものすごく迷ったが、このあと焼肉に行くことを考えて、また次回のお楽しみにした。

 

 会うのは約1ヶ月ぶりなので(お客さんが激務でだいたい1~2ヶ月に1度しか会えない)、1ヶ月間にあったことをお互いにたくさん話した。早めの誕生日プレゼントということで、ウィンストン・キャスターのカートンを買ってきてくれた。ありがとうございます。

 くだらないおしゃべりをたくさんしているうちに、1時間が過ぎて、焼肉デートに移行した。

 

 

 

 近鉄電車に乗って、日本橋から鶴橋に行く。鶴橋は焼肉(コリアタウン)の名所だ。高級焼肉店から大衆焼肉店まで、とにかく焼肉屋がたくさんある。

 

 数年前にも鶴橋で焼肉を食べたが、たしかそれは2018年ぐらいで、その間にオリンピックを挟んでいるので、多くの店が禁煙になっていた。わたしもお客さんも喫煙者で、なかなか入れる店がなくて困ったが、1軒見つけて入った。

 彼はわたしの幸せそうな顔を見るのが唯一の生きる希望だそうで、どんな要望を伝えてもほとんどNGを出さない。怖くなるぐらいわたしを優先してくれる。ちょっと高そうだな、と思ったけれど、煙草も吸えるしおいしそうだしここにしよう、と言ってくれた。

 

 

 自分では到底食べられないようなお肉の盛り合わせをたくさん注文してくれた。

 彼はいつだってわたしがひとりではできない体験をさせてくれる。そのたびに彼は、これぐらいしか俺にはできることがない、と言う。彼は「これぐらい」と言うけれど、すべてわたしには見合わないぐらいの価値がある。

 

 彼は肉をどんどん焼いてくれるので、うまいうまいと食べてるうちに、あっという間に胃もたれを起こした。25歳を過ぎたあたりから胃もたれをするようになった。何を食べても大丈夫だった屈強な胃袋が、加齢とともに弱っていく。食べることが一番の趣味なので、本当に困っている。

 安い炭水化物ばかり食べているので、ひさしぶりにタンパク質を摂取した。やはり肉は人を強くする。もっと強くなるためにドシドシ肉を食らおうと決めた。

 

 

 

 なんだかんだ今日もいい日だった。一方で、ここしばらくのうちで一番死にたいと思った日でもあった。感情がめちゃくちゃだ。統合するのが難しい。

 応募していたweb系の企業から返信があった。面接は、来週の金曜に決まった。やはり5月中に定職に就くのは厳しそうだ。どうやって生き延びようか。とにかく、一刻も早く免許を取らなければならない。

 

 明日は、フォロワーが誘ってくれたので、知らない街の喫茶店に行く。その後、また別のフォロワーが主催する古本市を覗きに行く。

 

 わたしは本当に人に恵まれている。たくさんの人に救われてここまで来た。だからこそ死ぬわけにはいかない。もらってきたたくさんの愛を無下にする裏切りは、決して許されることではない。せめて、もらってきた愛の分だけでも生をまっとうする必要がある。

 これまでわたしに関わってくれた人と、これからわたしに関わることになる人に、飽和してしまうぐらいのたくさんの幸せが降り注いでほしいと心から思う。どうがんばっても他人の人生の当事者にはなれないし、遠くから祈ることしかできないけれど、どうか全員がなるべくずっとすこやかでありますように。

 おやすみなさい。