睡眠薬と言う魔物

 

 睡眠薬と言う魔物と闘っているので、睡眠薬の話をします。

 かれこれ3年ほど中途覚醒に悩まされております。入眠から2~3時間後に勝手に目が覚めて、そこから即寝落ちできることもあればそのまま覚醒することもありますが、どのみち快眠ではないので、起きた瞬間に毎日イラっとしています。

 こういう小さなイライラのかたまりでクオリティ・オブ・ライフは下がっていくのです。

 

 中途覚醒に悩まされているということで、中~長時間作用型の眠剤を処方してもらっているのですが、結局どれを転々としても夜中に目が覚めるので、まだ"""解"""にはたどりついていません。

 コンプリートする日もそう遠くはないかもしれない……。

 

 いちばん有名な睡眠薬といえばマイスリーじゃないでしょうか。よくアルコールと組み合わせたODで脳みそをふにゃふにゃにして暴れまわり、健忘を起こして周囲の人間各位に呆れられるメンヘラというのはインターネットのあらゆるところで見かけられます。

 躁鬱病マイスリーが禁忌なので(躁状態で悪用する可能性が高いためだと思われます)、今年で通院5周年になるわたしは処方されたことがありません。やってみたいねんけどなあ。

 

 今飲んでいる薬はドラールで、その前はクエチアピンでした。厳密にはクエチアピンは眠剤ではないのですが、副作用の眠気を利用すれば爆眠することができます。個人差はありますが。何度も覚醒をしながら、トータルで23時間ぐらい寝ました。

 ドラールは最近飲み始めたのですが、これもまあよく効きます。きのうの夜0時半頃に飲みましたが14時半現在まだ眠い。

 

 

 睡眠薬のよくないところはそれなんですよね。

 眠れるけど、眠りすぎる。怠惰なのか遺伝子レベルの性質なのかはわかりませんが、わたしは放っておくと朝日が昇るまで起き、夕方手前まで寝るというリズムになります。

 一応まだギリギリ社会にしがみつく気持ちは持っているので、大学生は朝起きなければ講義を受けられません。なので、寝る前には眠剤をぶち込んで意識を強制終了させています。

 

 強制終了させた意識は、完全覚醒にも時間がかかります。

 中途覚醒を何回か起こして、この覚醒がちょうど社会のみなさまが起きるころかなというところでn度寝をやめて起きるのですが、昼間の眠気がどうにもなりません。頭がぼうっと働かなくて、目のあたりがずっとだるい。

 本調子を取り戻すのは夕方。夕方が夜になって眠剤を入れて強制終了。朝から昼まで眠い。また夕方に調子がよくなる。最高のパフォーマンスで生きられている時間が1日のうち8時間ぐらい。

 健常者とは真逆ですね。彼らは8時間睡眠で、16時間の社会生活を送っていらっしゃるので。すげ~。

 

 というわけで今は昼の2時なので、とろとろの眠気と闘いながら文章を書いています。こうすることでしか起きられない。勉強をしようものならすぐに寝てしまいそうで、かろうじて意識だけでも社会参加したい。

 

 

 ちなみに市販の睡眠薬と処方の睡眠薬は飲んだ感覚が違っておもしろいです。

 処方薬をODするほどの貴族ではないので(残りの日数分が足りなくなると困る)、市販薬でしかやったことがありませんが。

 

 処方薬の睡眠薬は脳がとろけていく感じです。自然発生的な眠気に近い気がします。一方で、市販の睡眠薬ジフェンヒドラミン塩酸塩系)は、脳よりも先に身体が寝ます。

 身体が先に寝るので、立ち上がったり動作をしたりすると筋肉が働かず、重力が地球の何倍にもなった別の星に生きている心地がします。あの気持ちいいだるさがおもしろくて何回かやっていたんですが、好奇心で飲む量をドシドシ増やしていると、ある日耳鳴りと幻聴が鳴りやまなくなるラインを超えてしまったので、それ以来それがトラウマでやっていません。

 みなさまもODは自分の身体と相談して行いましょう。

 

 

 生物の根源的な欲求こと睡眠ですら、脳味噌魔改造おくすりのめたね療法でしか解決できないの(しかも解決してない)、いよいよ生物として終わりじゃないですか?

 ──俺って、どうしたらいいですか?笑笑

 

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 いらんくなった精神薬、売りてえ~~~(泣)